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S-N-O The upheaval of iteration

1 名前:SNO:2020/08/14(金) 23:03:59.555 ID:nQ7ybU.E0
数多くの国が生み出す世界。
かつては個々の国が独自に作り上げた文化は、やがて国々が混じり合うことで発展と変容を遂げた。
やがて……世界の理は、とある研究者によって見出されることになる。
きのことたけのこのような、二つの陣営が争うことによって世界が発展する物理法則を……。

初めは懐疑的に見られていたその理論は、ある出来事を経て証明されることになり、
この物理法則は、世界を発展する礎となった。

――その法則をコントロールする組織は【会議所】と呼ばれ、
――その法則をコントロールする行事は【大戦】と呼ばれていた。

【大戦】では、人々が兵士となり日々戦いを続け…【会議所】では、さらなる世界の発展のための活動が行われていた。
――また、【大戦】の内外で、様々な思惑が働いていた。すべてを把握することができないほどに……。

これは、世界に翻弄されながらも、真実に向かう4人の女性の物語。

    目覚めた乙女たちの見る世界は――光か、陰か、あるいはその狭間か。
    様々な要素が複雑に織り成す世界で、彼女らが辿り着くのは実か虚か。
    交差する陰陽の中で、今乙女たちが目覚める……。

ワタシガ               見ルノハ
    真 偽 ト
              虚 実 ノ
          世 界

238 名前:Route:A-9 learning:2020/09/15(火) 23:30:02.836 ID:lPQrte8s0
集計班
「きのこ軍の兵力が0%となったので、終戦となります――たけのこ軍の残兵力は32%でした――」

終戦を告げるアナウンスも、オレにとってはもはやどうでもよかった。

きのこ軍兵士
「うぅぅう……たけのこ軍、数で押すとは卑怯だぞ!」

B`Z
「落ち着くんや、きのこ軍の人を増やすために何ができるかが重要や」

きのこ軍兵士
「次回は勝つぞオラァ!練習、鍛錬、やったるぞ!」

味方は敗北したことに何らかの反応を示していたが……オレには全く持ってその感情がなかった。

黒砂糖
「乙海……何か掴んだような瞳をしている?」

黒砂糖の声に、オレは納得するように頷くだけだった。

――そう。オレは、戦いの中で真理を垣間見た……そんな感覚を受けていたのだ……。
その足掛かりを――劣勢の中の反撃で……。

この感覚を忘れないように、オレは両手を握り締めていた。

¢
「乙海も悔しいようだ……次は頑張ろう」

――どうやら、オレの仕草が悔しさに拳を震わせているように思えたらしい。
¢は、同情的な目でオレを見ていた。

オレは、反応するのも煩わしく……ただ¢の言葉に、軽く頷くだけだった。


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