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S-N-O The upheaval of iteration

1 名前:SNO:2020/08/14(金) 23:03:59.555 ID:nQ7ybU.E0
数多くの国が生み出す世界。
かつては個々の国が独自に作り上げた文化は、やがて国々が混じり合うことで発展と変容を遂げた。
やがて……世界の理は、とある研究者によって見出されることになる。
きのことたけのこのような、二つの陣営が争うことによって世界が発展する物理法則を……。

初めは懐疑的に見られていたその理論は、ある出来事を経て証明されることになり、
この物理法則は、世界を発展する礎となった。

――その法則をコントロールする組織は【会議所】と呼ばれ、
――その法則をコントロールする行事は【大戦】と呼ばれていた。

【大戦】では、人々が兵士となり日々戦いを続け…【会議所】では、さらなる世界の発展のための活動が行われていた。
――また、【大戦】の内外で、様々な思惑が働いていた。すべてを把握することができないほどに……。

これは、世界に翻弄されながらも、真実に向かう4人の女性の物語。

    目覚めた乙女たちの見る世界は――光か、陰か、あるいはその狭間か。
    様々な要素が複雑に織り成す世界で、彼女らが辿り着くのは実か虚か。
    交差する陰陽の中で、今乙女たちが目覚める……。

ワタシガ               見ルノハ
    真 偽 ト
              虚 実 ノ
          世 界

249 名前:Route:A-10 verity:2020/09/19(土) 00:13:26.927 ID:ig2Z2/yg0
筍魂
「さて――その言葉が戦闘術魂の基礎の基礎というわけだ
 戦闘術魂の肝である、いわば微弱魔力の操作もその言葉通りになるわけだが……
 それは、このフィンもまだ会得していない」

筍魂は、フィンをちらりと見ながら言った。

フィン
「っ〜!」

フィンは地団駄を踏みながら、悔しそうに筍魂を見つめる……。

筍魂
「これからは……技術を鍛えることになる……
 まぁ、時間はいつも通りで構わないがな」

そんなフィンの視線をスルーしながら、筍魂はオレに語った。

筍魂
「とはいえ、もういい時間だ――修行は今度で、
 今日は晩飯でも食べていくか?もちろん俺のおごりだ、成長祝いとしてのな」

フィン
「あ、あたしも食べるからね」

乙海
「……お願いします」

筍魂
「いいだろう……さて、さっさと作るぞ!」

気が付くと、夜は空が少し赤くなっていた。
――相手がすべて出してくれるというなら、帰宅してから食べる意味もないだろう。
オレは、筍魂の好意をありがたく受け取ることにした。


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