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S-N-O The upheaval of iteration

1 名前:SNO:2020/08/14(金) 23:03:59.555 ID:nQ7ybU.E0
数多くの国が生み出す世界。
かつては個々の国が独自に作り上げた文化は、やがて国々が混じり合うことで発展と変容を遂げた。
やがて……世界の理は、とある研究者によって見出されることになる。
きのことたけのこのような、二つの陣営が争うことによって世界が発展する物理法則を……。

初めは懐疑的に見られていたその理論は、ある出来事を経て証明されることになり、
この物理法則は、世界を発展する礎となった。

――その法則をコントロールする組織は【会議所】と呼ばれ、
――その法則をコントロールする行事は【大戦】と呼ばれていた。

【大戦】では、人々が兵士となり日々戦いを続け…【会議所】では、さらなる世界の発展のための活動が行われていた。
――また、【大戦】の内外で、様々な思惑が働いていた。すべてを把握することができないほどに……。

これは、世界に翻弄されながらも、真実に向かう4人の女性の物語。

    目覚めた乙女たちの見る世界は――光か、陰か、あるいはその狭間か。
    様々な要素が複雑に織り成す世界で、彼女らが辿り着くのは実か虚か。
    交差する陰陽の中で、今乙女たちが目覚める……。

ワタシガ               見ルノハ
    真 偽 ト
              虚 実 ノ
          世 界

287 名前:Route:A-11 a united front:2020/09/24(木) 22:48:10.532 ID:87BecFbw0
筍魂
「戦闘術魂――リーフブレード」

そして、思わずよろけた敵に、筍魂が草の刃で追撃した。
連携――きのこ軍とたけのこ軍の枠を超えた共闘が今ここで織りなされている。

オレは、嵐のメンバーの動きを視ながら、DBの方に目を見やると……。

791
「シトラス――」

791が、レモン色の魔法弾をDBに叩き込んでいた。
矢継ぎ早に魔術を連打する……その威力は、地面がえぐれ、その衝撃波だけで小石が砕けるほどだ。
DBは、それをかわすことに専念していた……。

幸いながら、距離が遠いためかDBの悪臭は感じない。やつの咆哮だけが気になるぐらいだ……。

社長
「ツインポップミサイル――」

オレの隣で、社長も魔力の塊の小型ミサイルをDBに撃っていた。
小規模な爆発――791の魔法弾よりも威力は低そうだが、それでも奴をひるませるのには充分……。

そして、そのよろめきと同時に、シトラスがDBに直撃した。

DB
「ギィイヤヤアアアアアアア!!!」

DBの身体からボタボタと血が落ちる。同時に土は腐りぶよぶよに散らばった。
耳をつんざくような音量の絶叫をしながら、這う這うの体でDBは檻の中に逃げ出した。
……これが、悪魔のけだもの、なのか……?そして、DBが逃げたと同時に、嵐のメンバーは撤退を始めた。


「撤退だ、作戦終了!」

DBを引っ張るように檻に閉じ込めると、男たちは脱兎のごとく散り散りと逃げてゆく。
その逃げ足だけは、異様に早く――オレは、いやオレらは……その光景を呆然と見つめていた。


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