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S-N-O The upheaval of iteration

1 名前:SNO:2020/08/14(金) 23:03:59.555 ID:nQ7ybU.E0
数多くの国が生み出す世界。
かつては個々の国が独自に作り上げた文化は、やがて国々が混じり合うことで発展と変容を遂げた。
やがて……世界の理は、とある研究者によって見出されることになる。
きのことたけのこのような、二つの陣営が争うことによって世界が発展する物理法則を……。

初めは懐疑的に見られていたその理論は、ある出来事を経て証明されることになり、
この物理法則は、世界を発展する礎となった。

――その法則をコントロールする組織は【会議所】と呼ばれ、
――その法則をコントロールする行事は【大戦】と呼ばれていた。

【大戦】では、人々が兵士となり日々戦いを続け…【会議所】では、さらなる世界の発展のための活動が行われていた。
――また、【大戦】の内外で、様々な思惑が働いていた。すべてを把握することができないほどに……。

これは、世界に翻弄されながらも、真実に向かう4人の女性の物語。

    目覚めた乙女たちの見る世界は――光か、陰か、あるいはその狭間か。
    様々な要素が複雑に織り成す世界で、彼女らが辿り着くのは実か虚か。
    交差する陰陽の中で、今乙女たちが目覚める……。

ワタシガ               見ルノハ
    真 偽 ト
              虚 実 ノ
          世 界

292 名前:Route:A-11 hope the staunch:2020/09/24(木) 23:01:08.508 ID:87BecFbw0
¢
「うぅう……死体は初めて見るから怖いよ」

青い顔をしながら、¢は血の痕を片付けていた。

B`Z
「まぁ仕方ないとはいえ――あまり殺しはようないかもな」

B`Zも真剣な顔でブラックに話しかけていた。

ブラック
「申し訳ございません――私の嫌いな存在でしたから」

ブラックは丁寧な言葉をしていながらも、言葉の節々からは後悔も動揺も感じられなかった。
いったい、彼女はどういう精神構造をしているのだろう……。

そんなことを思いながら、オレはDBの血で腐った地面を掘り返し、新たな土を入れていた……。

791
「それにしても、DB――シトラスが当たっても軽い出血で済むのは、普通の生き物じゃないのかもね」

黒砂糖
「DBは……そんな奴だったのか」

791
「うん――まるで私のように……特別タフな存在なんじゃないかなって……
 まぁあんなのと同一視されたくないけど」

意味深な791の言葉……そういえば、791は攻撃への耐久力が優れていると聞いたことがある。
確かにシトラスは衝撃波だけで小石を砕くほどの威力なのだから、それで出血だけなのは少し変だ……。



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