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S-N-O The upheaval of iteration

1 名前:SNO:2020/08/14(金) 23:03:59.555 ID:nQ7ybU.E0
数多くの国が生み出す世界。
かつては個々の国が独自に作り上げた文化は、やがて国々が混じり合うことで発展と変容を遂げた。
やがて……世界の理は、とある研究者によって見出されることになる。
きのことたけのこのような、二つの陣営が争うことによって世界が発展する物理法則を……。

初めは懐疑的に見られていたその理論は、ある出来事を経て証明されることになり、
この物理法則は、世界を発展する礎となった。

――その法則をコントロールする組織は【会議所】と呼ばれ、
――その法則をコントロールする行事は【大戦】と呼ばれていた。

【大戦】では、人々が兵士となり日々戦いを続け…【会議所】では、さらなる世界の発展のための活動が行われていた。
――また、【大戦】の内外で、様々な思惑が働いていた。すべてを把握することができないほどに……。

これは、世界に翻弄されながらも、真実に向かう4人の女性の物語。

    目覚めた乙女たちの見る世界は――光か、陰か、あるいはその狭間か。
    様々な要素が複雑に織り成す世界で、彼女らが辿り着くのは実か虚か。
    交差する陰陽の中で、今乙女たちが目覚める……。

ワタシガ               見ルノハ
    真 偽 ト
              虚 実 ノ
          世 界

308 名前:Route:A-12 aggregate:2020/09/26(土) 00:06:03.814 ID:4nSfvMe.0
集計班
「そして、規制を解いた後も警備する――
 しばらくは苦しい展開になるやもしれませんが、この方針で行きましょう」

791
「うん、賛成」

乙海
「はい」

集計班は、その名前にふさわしいというべきか――スムーズに意見を集約していた。
これもまた彼の才能なのだろうか。

山本
「さて、善は急げとばかりにオレと参謀で班分けを作ろう、いいだろうか参謀」

B`Z
「ええで、手伝おう」

……そして、会議の終わりを告げるまでもなく、兵士たちは動き始めた。

¢
「ぼ、僕も手伝うよ」

抹茶
「よし、こちらは居住区の防犯システム班と打ち合わせをしてきます」

……それぞれが、やれることをやろうとしている。
オレは……どうすべきだろうか。そう思っていると……。

筍魂
「乙海はオレの手伝いでもしてくれ――」

そう言いながら、筍魂は今書いたばかりであろうメモを取り出してオレに見せた。

そこには――

『フィンと一緒に鍛錬をしておけ』

そう書いてあった。

筍魂
「お前はまだ会議所まわりについては明るくない
 非常時じゃなければ、見せてやってもいいが――
 まだ今は耐える時期だ……なぁに、お前にやることがあればその都度連絡してやるよ」

そう言いながら、筍魂は片手を振って去っていった。
そうだ……オレはまだ彼らのように会議所に慣れてはいないのだ。

筍魂の言葉を信じることが先決だ……
オレは再び、フィリップ・パブへ向かい、鍛錬に励むことにした。


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