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きのたけWARS ss風スレッド

1 名前:きのこ軍 @移転作業中:2014/03/24 00:18:40.76 ID:L0nBYOkw
きのこ軍とたけのこ軍で"大戦"をすることで、時代が進むフシギな世界―
              ―きのこたけのこワールド―
最盛期は頻繁に大戦が行われ、お互いを憎みあい、お互いを意識し、撃破しあうことで、
兵士たちは情熱とやる気を保ち、世界は発展していった。

そんな栄光の時代も、今は昔。数多くの戦闘を経て、兵士たちはかつての大戦への熱気を失いつつあった。
大戦への希望と熱気で包まれていたかつての"大戦の歴史"は、
干満で怠惰が支配するものへと塗りかえられつつあった。

舞台は K.N.C歴175年。
ある日、大戦運営を管理する大戦会議所のもとに、記憶を失った
きのこ軍兵士とたけのこ軍兵士が流れ着く。
二人の兵士の登場を機に、大戦は徐々に熱気を取り戻し始める。

しかし、突然世界は意図せず"歴史"を塗り替え始める。
今現在の歴史だけではなく、過去の栄光までも無かったことにして、歴史を喰らう異型の存在――

                 ― “DB” が世界の前に立ちはだかった―


DBを討伐するため。大戦の"歴史"を取り戻すため。
そして自分たちの"存在意義"を知るため…
様々な想いを抱きながら、二人の兵士を始めとした会議所兵士たちは、
時空を越え、過去を取り戻す旅をする…
 

                    『きのたけWARS 〜DB討伐〜』



近日プロット公開

157 名前:きのこ軍:2014/04/22 01:30:43.45 ID:hq1j2sN.o
【K.N.C 180年 会議所 wiki図書館】

オニロは今日も書物漁りのために、図書館に足を運んでいた。
オニロは書物の紙の匂いが好きだった。木洩れ陽が差し込み、人のいない広間で
ひたすら自分が読みたい本を漁る一時は、何事にも代えがたい幸せだ。
三度の飯より本が好きだ。今日も人の気配が無縁であることを半ば期待しながら、足を踏み入れる。
しかし、いつもは人気のない空間に、今日は一人の来訪者が、棚に寄りかかりながら物憂げに天井を眺めていた。

オニロ「アイム!!」

オニロの喜びあふれた声に、気だるげに身体を起こし応じると、
アイムは頭を掻きながらオニロに視線をよこした。

アイム「遅かったな。シューさんは一緒じゃないのか?」

オニロ「え?なんのはなし?」

アイム「あ?シューさんにここに来るように呼ばれたんじゃないのか?」

オニロ「?違うよ。ボクはいつものように本を読みに来たんだよ」

オニロの言葉に自分が集計班に嵌められたことに気づいたアイムは、一人顔を赤くした。

オニロ「アイムは集計さんに呼ばれていたの?」

アイム「あ、ああ。『アイム君とオニロ君に是非見てもらいたいものがあるから図書館に来てほしい』てな。
…くっそ。ダマサれた、どうしてこんな辛気臭いところに来ちまったんだ…」

騙されたことによる怒りがフツフツと湧いてきたが、この湧き上がる怒りを
集計班にも目の前のオニロにもぶつけることができずに、アイムは一人地団駄を踏んだ。



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