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きのたけWARS ss風スレッド

1 名前:きのこ軍 @移転作業中:2014/03/24 00:18:40.76 ID:L0nBYOkw
きのこ軍とたけのこ軍で"大戦"をすることで、時代が進むフシギな世界―
              ―きのこたけのこワールド―
最盛期は頻繁に大戦が行われ、お互いを憎みあい、お互いを意識し、撃破しあうことで、
兵士たちは情熱とやる気を保ち、世界は発展していった。

そんな栄光の時代も、今は昔。数多くの戦闘を経て、兵士たちはかつての大戦への熱気を失いつつあった。
大戦への希望と熱気で包まれていたかつての"大戦の歴史"は、
干満で怠惰が支配するものへと塗りかえられつつあった。

舞台は K.N.C歴175年。
ある日、大戦運営を管理する大戦会議所のもとに、記憶を失った
きのこ軍兵士とたけのこ軍兵士が流れ着く。
二人の兵士の登場を機に、大戦は徐々に熱気を取り戻し始める。

しかし、突然世界は意図せず"歴史"を塗り替え始める。
今現在の歴史だけではなく、過去の栄光までも無かったことにして、歴史を喰らう異型の存在――

                 ― “DB” が世界の前に立ちはだかった―


DBを討伐するため。大戦の"歴史"を取り戻すため。
そして自分たちの"存在意義"を知るため…
様々な想いを抱きながら、二人の兵士を始めとした会議所兵士たちは、
時空を越え、過去を取り戻す旅をする…
 

                    『きのたけWARS 〜DB討伐〜』



近日プロット公開

187 名前:Chapter2.悪しき時空の潮流者 大戦年表編纂室パートその6:2014/05/22 22:57:20.74 ID:xgcP6DD6o
アイム「それと、部屋の中央には巨大なテーブルと椅子が数脚並べられてるけどさ。
あれ椅子一脚しか使ってないでしょ。特定の椅子の周りだけ、なんというか特に汚いというか。
ベクトルの違う汚さというか…」

編纂室には扉から入って正面に、会議室に備えている大テーブルを縮小したような中テーブルと、
ロッキングチェアがテーブルを囲むように置かれている。当然、テーブルや椅子の上にも本や紙が散乱しているが、
扉に背を向けるように置かれている一脚の周りだけは、ジャンルの異なる本が不必要に何段も積み上がっていたり、
メモ帳用紙がテーブルに置かれていたり、さらには椅子の向きがテーブルではなく年表台に向いていたりするなど、
周りの椅子と妙な違和感があるのだ。

オニロ「ほへー。すごいよアイム!それは気が付かなかった」

だって汚かったし。ボソッと独り言のようにつぶやいた言葉は、しっかりと二人の耳に届いた。

アイム「他の椅子は全部テーブル側に向かっていたし、ここ最近使われた形跡もなかった。
つまり、この編纂室の利用者はただ一人。集計班、あんただけってことだッ!」

得意気にそう語り、どうだと言わんばかりに集計班を指さすアイム。気分は上々である。
その勢いの良さにギャラリーのオニロから思わず拍手がもれる。
照れ隠しからか鼻頭を掻きながら、それで、とアイムはなおも続ける。

アイム「おそらく、あんたはこの部屋の存在を意図的に他の兵士に知らせていないと思う。
他の奴等から聞いたことないし。その理由はわからないけど」

それで2つ目の質問に繋がるわけだ、とアイムはギャラリーと化しているオニロに種明かしをするように話した。

アイム「『俺たちが新人だからかそれとも“希望の星”だからか?』
この質問に、あんたは『両方』と答えた。
だが、オレの推理では、新人だからこの部屋に呼ばれるという仮説は否定される。
なぜなら、利用者があんたしかいないからだ」

だとしたら、オレたちがあの変人野郎の占いの“希望の星”だから、この部屋に呼んだということになる。
アイムは集計班の表情を伺うように説明を付け加えた。
集計班は依然、表情をひとつも変えずにじっと話を聞いている。

アイム「どうだ?オレの話は間違っているか?」



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