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ユリガミノカナタニ

1 名前:【第一章 人生きし昼】:2014/10/26 22:54:48.03 ID:XUiZ9x7c0
??「―――――――。」


―――声が聞こえる。



これは、わたしの一番古い記憶?


何も、見えない。


そこは、暗闇の中―。

126 名前:【第二章 人捨てし夜】:2014/11/03 01:42:13.35 ID:rYUXWeXc0
そして、わたしは―。
鈴鶴「血、吸い合おう……?」



首筋を、露にした。
わたしとヤミは、いつものように、互いの血を吸い合う―。

鈴鶴「…んっ、んっ…」

ヤミ「…はぁ、ん…っ…」

互いの首筋に、歯を、牙を、食い込ませ。
互いの身体は抱き合って。

シズとフチには気づかれないように、いつもより声を抑え目に―。


けれども漏れる小さな甘い喘ぎ、増す心拍数。



血を吸い合って、服を直して、布団の中でくっつきあって。




いつしか、眠りの海にわたしとヤミも沈み。



――――次の朝が来た。


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