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ユリガミノカナタニ

1 名前:【第一章 人生きし昼】:2014/10/26 22:54:48.03 ID:XUiZ9x7c0
??「―――――――。」


―――声が聞こえる。



これは、わたしの一番古い記憶?


何も、見えない。


そこは、暗闇の中―。

145 名前:【第三章 黄泉の彼方に】:2014/11/12 01:05:13.83 ID:kmgKojgI0
シズはわたしの手を取り。

シズ「――太刀の腕を、さらに磨こうか
   あの人の血を引く鈴鶴なら、やりやすいだろう」

鈴鶴「うん」

フチ「まぁ、ずっとやってたことだし、問題ないんじゃない?」

そしてフチは、ヤミをじいっと見て。

フチ「…ヤミは、天の狗なんでしょう?
   ……なら、風の術は使える?
   確か、天の狗の得意とする技…とは聞いていたけれど」


ヤミ「まぁ、基本のことは…
   けれど、闘いに関することは…
   残念ながら、習えませんでした…」
ヤミは、すこし静かな沈んだ声色で。

フチ「ああ、そうだ…
   ごめんね、掘り返して…」
その原因に気づき、フチも沈んだ声色で。

ヤミ「けれど、大丈夫です
   わたくしは、これしきのことでへこたれませんから」
そう、自信を持って答えた。



フチ「そう?
   なら、あたしに任せなさいっ」
フチは、その静けさを包むように、腕をぱんと叩いた。




―――こうして、稽古の日々が始まった。



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