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ユリガミノカナタニ
- 1 名前:【第一章 人生きし昼】:2014/10/26 22:54:48.03 ID:XUiZ9x7c0
- ??「―――――――。」
―――声が聞こえる。
これは、わたしの一番古い記憶?
何も、見えない。
そこは、暗闇の中―。
- 257 名前:【第四章 百合神の彼方に】:2014/12/12 00:35:52.94 ID:M5Zgnwdc0
- シズ「そうか、そういうことか……
確かに、わたしたちは其の死体を見ていない―」
そう。
あくまで、それはわたしたちが思っていたこと。
あの場、奴等は敵であり、カショとわたしの父は戦った。
そして、カショは遥か昔に、わたしとヤミで殺した。
つまり、わたしの父はカショに敗北し、死んだものだと思っていた。
けれど。
フチ「…あなたの父を、殺さず―
あなたが封印すると先を読んで、鬼として眠らせていたのね」
わたしが封印した剣は、わたしの血を込めて、封じた。
わたしは、月の女神の血を引く。
その女神の血でもって、その封じを破ることが出来る。
ただ一つの例外。
わたしは、【姫】であるわたしの母と―。
人であった、わたしの父との子。
わたしと血縁関係にある者ならば、その封じは―。
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